mogimasa2007-11-28

<その1>
「オータム・レイト」初日はじまりました。もちろん「シネマテークたかさき」も平行して上映しているのでスタッフ全員にとって大忙しだったことでしょう。
昨年も、同じ状態だったのに今年は、比較にならないくらいの挫折感を味わってます。茂木その場にいれば何かできるとかいうことじゃなく、うまくいえないのだけど、いようとしたのにいられない事って、途方もない無気力感覚に苛まれる。
映画が好きとかスタッフと一緒とか、ゲストと話せるとかいうとは別のものです。

舌ガンからリンパへの転移と削除の手術、そして放射線抗がん剤治療はある意味想像の過程だった。なのでこれさえ乗り越えれば、また高崎で同じように動けると思っていた事が、今回すべて出来なくなりました。もちろん2スクリーンオープンにはかえるつもりですが。
こっぴどく痛めつけられました。
どこかで、なめていたんでしょうね。ガンだけじゃなくそれ以外も。

<その2>
「オータム・レイト」上映会とゲストをお招きしてのトークショー。大分から「シネマ5」支配人の田井さんが代役をかって頂き、とてもよい反響をいただき、嬉しい、よかった。ちょい複雑。
今晩は、ユーロスペース社長・映画美学校主催者・東京芸大教授のダンディーこと堀越さんです。『ゆきゆきて神軍』から「アートシネマシンジケート」にいたる現在の日本映画界がかかえている各種テーマが目白押しになるだろう。これを見逃すのは、ダメです。

まる二日食事がとれない。まだ抗がん剤の効果がでるのは、はやいはずだが、、、。
さらに、今日はいちになんと二時間しか起きていなかった。つまり寝たまま。記憶もない。なんじゃいこれって。なので、本もテレビもビデオもメモもとってない。なんとか、トークショーの結果がしりたいので起きていられるかの分かれ目。
まだ、9時。これからだよね。

ひとつだけ、座薬ってあるでしょう。
熱が夜にはいまだつづくので最初は、看護主任にあれよあれよと抵抗すら出来ずに実行されました。しかし、翌日からは見よう見まねで「自分でできる」。
退院したら「座薬の上手な使用方法」と「尿管の痛くない取りはず仕方」の講習会教えます。これって薬事法違反になるの。
すこしはよくなりたい。