mogimasa2007-09-18

葡萄屋寄席、立川談志家元の落語観てきました。聞いてきました。約1時間しゃべりっぱなしでしたが、、、高座に現れた時にあまりにもやせてやつれていて驚いた。
それでもまくらから何が始まるかわからない例の「ブラック・ジョーク集」から結果的に「やかん」に終るまで四次元落語を堪能した。体調がよくないと聞いてはいたものの、ここまで痩せて声も充分でない中、藝の業と談志自身の成長と落語と言うジャンルを越えて行こうとする迫力には鬼気迫るものがある。うーん、体が心配だ。
高座に座る自分、目の前にいる観客、ほとんど即興的なアットランダムの展開、話しの腰を折って自らを笑い者にする。返す刀で観客のこころを鷲掴みにする、観客席の携帯電話が鳴ると「電話だよー」と突っ込む。以前の談志なら、こうした対応はなかったろうにと感心しきり、恐れ入りました。
元気にならなくてもいいから、そのままでもう少し高座に上がり続けていて欲しい。
これからやりたいことが見えて来た、いい夜でした。