mogimasa2007-07-31

ほぼ同時に、映画史を飾る二人の巨匠監督が亡くなったニュースが世界を駆け巡る。
スウェーデンを代表するイングマール・ベルイマン監督。
『野いちご』『冬の光』『魔術師』『鏡の中にある如く』『処女の泉』『ペルソナ』。書き出せばきりがない。というほどベルイマン監督作品を観ることから茂木の自主上映が始まっていったといえる。「カトルド・シネマ」という懐かしいフレーズのように都内の文化会館に通いながら貪るように作品群を見続けた。「シネマテーク・ジャポネーズ」に参加したのも、その頃の自主上映に惹かれ自らもその世界に浸りたいと望んだからである。
イタリアを代表するミケランジェロ・アントニオーニ監督。
『欲望』『赤い砂漠』『夜』と人間の孤独をクールな映像で描き続けた巨匠。なんといっても、『太陽はひとりぼっち』の印象は大きい。アラン・ドロンとモニカ・ビッティという美男美女をならべ愛の孤独を描きそのテーマ音楽まで耳のそこにいまものこる話題作を世に送り出した。そういえば中尾ミエがこの映画のテーマソングを歌っていたように思うのだけど。
いうことが古いよなあー。それほど国内ではいまでいうメジャーだったっていうことか。