mogimasa2007-10-10

さきほど、コミュニティシネマ支援センターから電話があった。今回の「山形国際ドキュメンタリー映画際」のコミュニティシネマ賞が決まったとのこと。
審査員ながら最終日まで参加出来なかったことから電話での報告をうけた。結果は、茂木も全面的に推薦した作品が受賞。それはよかった、が実感でした。『ビンアイ』中国映画。これは、山峡ダムに沈む土地に生きる若き農村女性を長年にわたり取材したドキュメンタリーです。もうひとつの『長江哀歌』ともいえる秀作となっている。

ところでこの映画の中でも何度となく出ている、いわゆる「食事シーン」を観てあらためて一つのことを感じ取った。つまり、アジアの映画をみていると気になるのが食事のシーン。
貧困と呼ばれる家族こそ、食事が暖かく食べられていることである。そまつな食事ながら、必ず火を通した温かな食事をとっていることである。かまどに火を入れ、油を暖めて「野菜と肉を炒める」それをおかずにつまんだりご飯にかけたりして食べている。豊かな食事といっていい。
反面、ゆたかな経済力を誇る都市部の家族は、冷蔵で冷やした肉や魚を食べている。または、朝食からテイクアウトしつつ朝食を食べているのである。画像をみなくもわかる、温かな食事が最高のごちそうなのである。「幸せ」の一つの定義があるとすれば、それはお金や豊かな生活ではなく自らのこころの中にあり、それを誰と食べるかにあるのだろう。(一部、受け売りですが、、、(笑))おなじ釜の飯を食べるのが一番らしい。

やはりなあー。