mogimasa2007-12-18

新しい環境に慣れるには、さまざまに普段溜めておいた事をするのが一番と思い、本とかビデオとか持って来た。ここ数日、そんな意欲がなくなってきている。
まあー、なにしても面白くない。スランプというか何事にも投げやりな自分がみえる。なのでなにかと理由をつけては院外に出る。広大な敷地内には、手入れの行き届いた雑木林がひろがっている。いまは、ほとんどの広葉樹は葉を落として、地面は葉っぱの絨毯と化している。マツやカシの木の緑が、青空に映えて美しく感じる季節になっている。
がさごそと歩き回り、絨毯に寝転んで雲をみたり、松葉が風に揺れ落ちてくるのを眺めている。アレキサンドル・ソクーロフのまねをしてマツやクヌギの大木に腕をまわして耳をつけてみる。目に入る風景と彷徨っているだけて時間の経過が早い。気持が落ち着いてくるころに治療の時間になる。
かれこれ10日くらい続けているけど、他には誰にも会っていない。