mogimasa2008-01-18

おかげさまで今晩、退院となりました。
多くの皆様からの励ましを頂き、あらためて元気になって生きて行きたいと思っています。本当に有り難うございました。今改めて「健康」について考えない訳にはいきません。2年続けて、入院と手術という経験と挫折も体験しました。いくらやりたい事があってもそれが可能とするには、健康という保証がないと思うように行きませんでした。同時に、「健康」が全てではないことも実感しました。それは恥ずかしいことかもしれませんが多くの皆様の激励と、茂木が生き甲斐としていた映画祭・シネマテークたかさきスタッフの精神的支えなしにはあり得ない事に思い知らされたことでした。家族にも同じ事がいえます。
いままで、ある意味漠然とこれからずっと「映画」に関わって行くのだと思っていたことが、ガン再発によって根底から覆させられたことでした。そんなはずはないと病院のベットで考えていました。自らの利益を求めてやってきたわけないよね、少なくともコミュニティに必用なことをしている、なのに何でベットで抗がん剤の副作用に苦しんでいるんだと、、、。
あまかった。ガンとか死とかは、貧富や正義をこえて等しく公平におこなわれているんだと夜明け前の待ち合い室で実感しました。ならどうするんだとも思いました。
公平に作用されるなら、相手によってこちらの意思が変化しないように動く事、つまり「思いに従って精一杯にやるしかない」ことだといま思いました。退院したばかりで多分にヒートアップしているのも事実ですが差し引いても大きく変わる事はないでしょう。
せっかく舌ガン手術とリンパ転移手術を経験したのだから、それを利用しない手はないでしょう。怖いのはガンじゃなくて、逃げ回っている茂木だと思っています。いや本当に。
そうはいっても、根っからの小心者でもあります。いつだって逃げ回るやもしれません。
皆さんとともに、目指す方向を間違わないようにだけしながら頑張って行きたいとおもいます。
説教節になりました。勘弁して下さい。